7/3 Happiness Letter577〔「超限戦」とは何か〕

本ブログの内容がメールマガジンでも読めます。(※無料です)


皆さま、おはようございます!
先日に引き続き、本日は、幸福実現党政調会の佐々木勝浩(かつひろ)氏より、「中国の日本属国化戦略~すでに、中国の日本属国化は始まっている~」の2回目のメッセージをお届け致します。
☆゜・:.。. .。.:・゜
【佐々木勝浩氏寄稿】

《中国の日本属国化戦略(2)「超限戦」とは何か》

今年4月、中国から来たジャイアントパンダ、リーリー(力力)とシンシン(真真)の一般公開が始まり、ちょっとしたパンダブームが起こりました。

愛くるしい姿に包まれた「中国の平和大使」のパンダは、実は中国の「血塗られた侵略と略奪の象徴」でもあります。

パンダが住んでいる四川の山は、中国が侵略する前はチベットの土地であり、パンダはチベットを代表する動物でした。中国は、領土と共にチベットの珍獣を奪い、自国を代表する動物に仕立てあげたのです。

中国はパンダの名前に政治的メッセージを込めています。2008年に台湾に贈られたパンダ「団団」と「圓圓」の名前をつなげると「団圓」(離散した家族が再び一つになる)になります。

私たちは、中国の「平和のメッセージ」の裏にある侵略意図を鋭く読み解かなくてはなりません。



その時に大切なことが「超限戦(ちょうげんせん)」というキーワードです。これを知れば、中国の日本属国化戦略を紐解くことが出来ます。

中国は、単にミサイルや弾丸が飛び交うだけが「戦争」だとは考えていません。

「超限戦」とは、1999年に中国軍大佐の喬良と王湘穂によって発表された戦争戦略であり、文字通り、あらゆる制限と限定を超えた「無制限戦争」のことです。

情報戦、心理戦、思想戦に重きが置かれ、戦時と平時との区別が無いことが特徴です。

中国が考えている「戦争」の範囲は、政治、外交、経済、貿易、資源、マスコミ、インターネット、教育、唯物論の浸透、文化や映画、芸術等によるプロパガンダから対人工作(買収、脅迫、ハニートラップ、スキャンダル等)に至るまで幅広く、その影響は日本の隅々にまで及んでいます。

そして、中国の思いのままに日本をコントロールして利益を得たり、日本の経済や国防、教育等を弱体化させる「見えない戦争」が進んでいます。

情報戦、心理戦、思想戦によって、時間をかけて属国化を進めた上で、やすやすと領土・領海を奪うのが中国の戦争のやり方です。いわば、孫子の兵法「戦わずして勝つ」を地で行く戦い方です。

例えば、マスコミや教育を通じて、戦後の日本に「反日・反米・親中」「護憲・反自衛隊・反米軍基地」の空気を形成しています。

これは心理戦・思想戦であり、中国は日本人の精神を骨抜きにして「精神的占領」を成した上で、日本を属国化しようとしているのです。(つづく)

佐々木 勝浩

本ブログの内容がメールマガジンでも読めます。(※無料です)


コメントする