皆さま、おはようございます!
本日は、黒川白雲政調会長より、「尖閣危機―領土教育の充実を」と題し、メッセージをお届け致します。
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【黒川白雲政調会長寄稿】
昨日24日、中国の漁業監視船2隻が、沖縄県の尖閣諸島近くの領海内に侵入しました。
2隻の監視船は午前6時半ごろ約30分間領海に入り、うち1隻は7時40分ごろ、再度数分間領海を侵犯。尖閣事件以降、中国の公船による領海侵犯は初めてのことです。
領海侵犯した漁業監視に対し、海保巡視船が無線などで「直ちに領海内から退去せよ」と警告すると、2隻は中国語で「(尖閣諸島の)魚釣島、その他の周辺諸島は中国固有の領土。法に則り、中国管轄海域において正当な公務を行っている」と応答して来ました。
尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本固有の領土で、領有権問題は一切存在しません。中国漁業監視船側の言い分は全く根拠が無いものです。
漁業監視船が複数で尖閣諸島に接近すること自体、極めて珍しく、更に意図的な領海侵犯を行った背景には、中国の尖閣諸島に対する強い侵略意図が込められているものと推測されます。
9月3日(土)には、尖閣事件から一年を迎え、地政学者の奥山真司先生や元海上保安官の一色正春氏、ついき秀学党首による「国防シンポジウム」(於:永田町・星陵会館)が開催されます。今こそ、私たち日本国民は尖閣諸島を含む国防意識を高めていく必要があります。
また、こうした尖閣危機が進む中、一昨日23日、尖閣諸島を抱える石垣市など3市町からなる教科用図書八重山採択地区協議会が開かれ、公民教科書に育鵬社版(扶桑社の教科書出版部門が独立した子会社)が選定されました。
採択されれば、「つくる会」系教科書が沖縄県で採用されるのは初めてのことです。協議会は選定結果を3市町教育委員会に答申し、石垣市と竹富町教委は26日、与那国町教委は29日に会合を開き、採択の可否を決定する予定です。
昨日24日の『八重山日報』紙によれば、尖閣諸島などの領土問題の記述が充実している育鵬社の「公民」教科書の選定について、八重山漁業の組合長の話として「尖閣の問題を、中学生にもしっかり教えてほしい。漁業関係者にとってはありがたい話」という声を掲載しています。
また、同紙は「両社(筆者注:育鵬社、自由者)の教科書を組織として推薦していた幸福実現党の新里卓県副代表は『民主的に採択協議会が進んだことは評価されるべき。新しい歴史観、国家観に基づいた学校教育が行われ、八重山の教育が向上するように強く期待している』というコメントを発表した」と記載しています。
両社の公民教科書の尖閣諸島に関する記述は、わが国の立場を明記し、中国の主張に根拠がないことを押さえた記述となっており、自衛隊の役割も積極的に評価しています。
日本最西端の与那国島への自衛隊の配備反対運動も起こっていますが、中国による侵攻が強まる中、今こそ、沖縄、八重山の地において、正しい国家観に基づく教科書が採択され、国防意識が喚起されることを強く願います。
黒川 白雲
HP:http://kurokawa-hakuun.hr-party.jp/news/
8/25 Happiness Letter630〔尖閣危機―領土教育の充実を〕
8月 25th, 2011
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