皆さま、おはようございます!
本日は、黒川白雲政調会長より、「尖閣沖の中国船の違法行為を許すな」と題し、メッセージをお届け致します。
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【黒川白雲政調会長寄稿】
昨日7月31日、尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船が船尾からワイヤのようなものを4本ひいた状態で航行しているのを海上保安庁が発見しました。
尖閣諸島周辺の日本のEEZ内で中国の海洋調査船が確認されたのは、震災後も含め、今年初めてのことです。
海保が無線で調査を中止するよう要請しましたが無視され、約9時間後にEEZ内を出て離れていったとのことです。
「海洋資源調査か」とも報道されていますが、6月23日にも宮城県石巻市沖の日本のEEZ内で中国の海洋調査船が発見されており、継続した軍事目的の調査であると推測されます。
中国の海洋調査船は、ワイヤで曳航しているソナー(水中音波探知機)で、潜水艦の航行のために必要な潮流、海底地形、水質(水温・水分・塩分)、地磁気等のデータを収集していたものと考えられます。
中国は潜水艦航行のためのデータを収集し、尖閣・沖縄有事や台湾有事で最大の敵となる米空母艦隊に対する「アンチ・アクセス戦略(接近阻止戦略)」を強化しつつあります。
排他的経済水域(EEZ)とは、国連海洋法条約で認められた沿岸から原則200カイリ(約370キロ)以内の海域のことで、EEZ内では沿岸国の同意なしに他国が漁業や海洋調査を行うことが国際条約で禁止されています。
事前に日本政府の同意を得ていない中国調査船の行動は明らかな国際法上の違法行為であり、日本政府は強く抗議すべきです。
断固たる排除措置や中国政府への抗議を行わず、9時間に渡る海洋調査を許した民主党政権は弱腰外交の極致であり、無能の塊です。
今回の行為は、中国が同海域を日本のEEZとして認めていない、すなわち、尖閣諸島を日本の領土だと認めていないというメッセージでもあり、これを黙認すれば、中国はますます尖閣諸島への侵攻を強めて来ることは間違いありません。
自国のEEZと主張する海域では外国船を断固排除する一方、他国のEEZには平然と侵入して来る中国の違法行為を断じて許してはなりません。
黒川 白雲
HP:http://kurokawa-hakuun.hr-party.jp/news/
8/1 Happiness Letter606〔尖閣沖の中国船の違法行為を許すな〕
8月 1st, 2011
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